目次
語学留学の効果
英語力を飛躍的に向上させる手段として有効なのが語学留学です。
私は学生時代に暇さえあればアルバイトを掛け持ちしてお金を貯めては海外に行っていました。
訪れた国は10ヶ国以上、その中で短期の語学留学経験が3回あります。
フィリピン、オーストラリア、イギリスの3ヶ国です。
滞在方法もそれぞれ異なり、語学学校の寮、シェアハウス、ホームステイを経験しました。
それぞれの国で英語を学んできた私ですが、国によって文化も習慣も異なり本当に英語の学び方や生活の仕方はさまざまです。
これから語学留学を考えている方、TOEICの点数がなかなか上がらなくて困っている方などの参考になれば幸いです。
フィリピン
筆者の滞在データ
- 滞在期間:2週間
- 都市:セブ
- 滞在先:語学学校の寮
フィリピンを選んだ理由は語学学校の後にボランティアに参加するためです。
現地で活動するNPO団体に短期間所属し、スモーキーマウンテンに住む子供と遊んだり日本語を教えたりしていました。
フィリピンを選ぶメリット
留学費用を抑えることができる
フィリピンの最大のメリットは留学費用を抑えることが可能な点です。
日本からの距離が近く渡航費も安いです。
格安航空を選べば往復5万円程度も可能です。
現地での物価も安く、食事も格安で美味しいものを食べることができます。
南国で飲むマンゴージュースは絶品です。
個人的には肉料理が全般美味しかったのを覚えています。
「スパイシー」と頼むと日本では考えられないレベルの辛いものが出てくるので気を付けましょう。
バカンスを楽しめる
フィリピンは南国のため一年を通して暖かいです。
船で島を回って楽しむマリンアクティビティ、通称「アイランドホッピング」はフィリピン観光の定番です。
綺麗な海でのんびり過ごしながら、現地の方と会話して楽しく英語力向上というのはいかがでしょうか。
フィリピンを選ぶデメリット
治安には注意が必要
フィリピンでの生活には注意が必要です。
貧富の差が激しく、街を歩いていると貧しい子供たちがお金を求めて近寄ってくることがあります。
当然スリ、強盗などにも注意しなければいけません。夜遊びはほどほどに。
英語の癖を感じることがある
フィリピンでは公用語として英語が使われていますが、第一言語として話すネイティブな英語話者の先生はほとんどいないといっていいでしょう。
基本的にはアメリカ英語とほとんど変わりませんが、まれに現地語のタガログ語が混じっているパターンもあります。
授業で教わる内容は十分に英語圏で通用するので、学んだことが役に立たないといった心配はありません。
オーストラリア
筆者の滞在データ
- 滞在期間:3週間
- 都市:シドニー
- 滞在先:シェアハウス
シドニーを選んだ理由は現地でワーキングホリデーで働いていた友人に誘われたためです。
ワーキングホリデービザは容易に習得可能なため、私もいつか短期留学ではなく働くために来たいと思いました。
オーストラリアを選ぶメリット
移民が多いため文化の多様性を学べる
シドニーは特に多国籍であり、思想・言語・服装・髪型・話し方など本当にさまざまです。
日本にいると「周りと一緒じゃなきゃいけない」といった同調圧力を感じる場面も多々ありますが、ここで生活するとそんなものがどうでもよくなります。
「自分の生き方は自分で決める」そんな気持ちにさせてくれます。
大自然と動物に心から癒される
オーストラリアといえば大自然です。
シドニーからわずか1時間程度で行けるブルーマウンテンはとても印象に残っています。
また、動物園ではとてもかわいいコアラに触れあうこともできます。
コアラを抱くときは州によって法律があるのでご注意ください。
オーストラリアを選ぶデメリット
物価が高い(シドニー)
滞在費用はそれなりにかさみます。
世界各国の料理が楽しめるのはとても良いのですが、値段も相応にします。
オージービーフは美味しいですがやっぱり高額。
私はシェアハウスに住んでいましたが、2人部屋の窮屈な空間でさえ家賃が大きな打撃となりました。
自炊をすることで生活費を節約していました。
語学学校の費用はピンからキリまであるので、質と価格を相談してしっかり選びましょう。
ネイティブはあまり多くない
多国籍なため、街中で出会う英語話者もネイティブではない可能性が高いです。
英語のレベルも話してみるまでわかりません。
私の語学学校の先生は韓国系の方でした。
ただし、他の先生よりかなり聞き取りやすい英語熟練者でした。
イギリス
筆者の滞在データ
- 滞在期間:4週間
- 都市:ブライトン
- 滞在先:ホームステイ
イギリスにはヨーロッパの文化と芸術を学ぶために留学しました。
ブライトンはロンドンからすぐ南にあるビーチが有名な街です。
イギリスを選ぶメリット
紳士的なイギリス英語が学べる
イギリスの最大のメリットは英語ネイティブが多く街中で自然な英語のトレーニングが積めることです。
アジア圏の英語のような適当さ・粗さがなく、落ち着いた方が多いのでじっくり英語を学習するのに最適です。
語学学校でもネイティブの先生にしっかり教えてもらえるのはとても有効です。
ヨーロッパ観光に便利
もしお金に余裕があるならば、イギリスはヨーロッパを周遊するのに便利です。
私はパリのルーブル美術館まで足を運びました。ユーロスターという電車でわずか2時間少々です。
もちろんイギリス国内だけでもかなりの観光スポットがあります。
特にハリーポッターやシャーロックホームズが好きな方には最高だと思います。
イギリスを選ぶデメリット
物価が高い
イギリスは本当に物価が高いです。
ロンドンは特に高く、食費だけでかなりの費用がかかります。
筆者の滞在していた地方都市では少し安めでしたが、日本よりはかかると思った方がよいでしょう。
食事が合わない可能性がある
イギリス料理は味付けがあっさりしていることが多く、多くの日本人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。
フィッシュ&チップスなど油っこい料理も多く、ポテトに飽きてしまうこともあります。
ファストフードに逃げてしまうこともありますが、しっかり野菜を食べて健康を維持することが大事です。
まとめ
人気の語学留学先3ヶ国を比較しました。
私の感想では、最も英語力向上を感じたのはイギリスでした。
最も楽しい時間を過ごせたのはフィリピンだったと思います。
留学の目的や期間、予算などと相談して決めると良いでしょう。
3ヶ国の比較を一覧表で示しましたので、ぜひ参考にしてください。
3ヶ国の比較一覧
フィリピン | オーストラリア | イギリス | |
英語の癖(発音・訛り) | 少し感じる | 少し感じる | あまり感じない |
文化の多様性 | 都市部でも現地人が多い 貧富の差が多くてインパクト大 | シドニーはかなり多国籍 中国人が多め | アジア系が少ないので日本人にとっては新鮮な環境 |
滞在費用 | 格安で済ませることも可能 | シドニーだと食費がかさむ 郊外なら日本とあまり変わらない | ロンドンだと食費がかさむ 郊外でも物価の高い街が多い |
渡航費用 | エアアジアなどで格安で済ませることも可能 | フィリピンよりは少し高め | 直行便だと楽だけど少し高額 |
治安の良さ | 充分注意する必要がある 夜遊び厳禁 | かなり治安がいい | 治安はいい方 |
食事の美味しさ | お肉がかなり美味しい ジョリビーというチェーン店が人気 | 多文化の国のため各国料理が味わえる ビーフは高級だけど美味しい | フィッシュ&チップスをはじめポテトや油っこいものが多い 味付けがシンプル過ぎて物足りない印象を受けがち 紅茶は美味しい |
これが好きなら行くべき! | 綺麗な海 ボランティア | 大自然 かわいい動物 | サッカー ハリーポッター ホームズ |
TOEICの対策には公式対策本がオススメです。