特定の文字を含むセルの数をカウントするには
Excelである条件での数を数えたい場面はよくあります。
その場合によく使われる関数がCOUNTIF関数です。
今回はCOUNTIF関数の基本的な使い方と、文字が文章の一部に含まれている場合のカウント方法を紹介します。
COUNTIF関数の使い方
特定の文字を含むセルの数をCOUNTIF関数でカウント
次のようなデータを用意しました。
表内の住所の項目から、「大阪府」の文字が含まれる住所の数をカウントします。
COUNTIF関数の引数は以下の通りです。
=COUNTIF(範囲,検索条件)
今回では範囲は住所全体を、検索条件はワイルドカードの「*」(アスタリスク)を使って「”*大阪府*”」と記載します。
=COUNTIF(B4:B18,"*大阪府*")
結果として「3」が表示されました。
ワイルドカード「*」をうまく利用することで、特定の文字を含むセルの数をカウントすることが可能になります。
特定の文字をセル参照にする
続いて下図のように、「大阪府」以外にも多数の文字に対しての数をカウントする方法を考えます。
前述の例では関数内に直接「大阪府」という文字を記入していました。
同様の方法でも可能ですが、ひとつひとつ関数内に手書きするのは手間がかかるため、セル参照にします。
セル番号にワイルドカードを横付けするとエラーとなるため、「&」を使ってセル番号とワイルドカードを合体させます。
オートフィルで表示させることを考慮し、範囲はF4キーで絶対参照にしておきましょう。
=COUNTIF($B$4:$B$18,"*"&D23&"*")
下図の通り、オートフィルで一気に結果を表示させることができました。
COUNTIF関数はExcelの基本的な関数です。
単純な機能ですが、使い方を誤れば計算ミスを発生させてしまう可能性もあります。
使いこなせるようにしましょう。
まとめ
特定の文字を含むセルの数をカウントする方法として、COUNTIF関数の使い方を紹介しました。
- 特定の文字を含むセルの数をカウントするにはCOUNTIF関数が便利
- ワイルドカード「*」を活用する
- セル参照でワイルドカードを使う場合は「&」で合体させる
また、基本的な関数としてVlookup関数の使い方をマスターしておくと便利です。
本サイトでは誤記があってもVlookupで参照する方法や複数条件で検索する方法なども紹介しています。