Windowsを使っていると定期的にOSの更新が行われます。
更新後にこのようなポップアップを見かけたことがあると思います。
「元のバージョンに戻ることはできなくなります」
という警告が表示されており、本当に消して大丈夫なのかと迷ってしまうかもしれません。
今回はWindows10で以前のバージョンを削除することによって起こりうるメリットとデメリット、および削除方法を紹介します。
Windowsの以前のバージョンとは
Windowsの以前のバージョンとは、アップデート前のバージョンのデータをバックアップとして保存してあるデータのことです。
アップデートにはバグなどのリスクがあり、不具合が発生したときにバックアップを復元することで前のバージョンに戻すことができます。
削除するメリット
Windowsの以前のバージョンを削除する一番のメリットは、PC容量が増えることです。
アップデートの内容にもよりますが、直近のバージョンデータで約20GB。
筆者の個人PCではストレージが256GBですので、1割もの容量を奪われる大きな負担となっていました。
以下の通りCドライブが真っ赤になっていました。
削除するデメリット
以前のバージョンデータを削除するデメリットは、Windowsを元のバージョンに戻せなくなることです。
一度削除すると、アップデートの影響で何らかのバグが発生しても復元は不可能となります。
基本的にはMicrosoftがしっかりデバッグしていることを信じたいですが、不安であれば削除する前に普段使う機能などでバグが起きていないか確認しておくと良いでしょう。
削除方法
何もしなくても一定期間で消える
以前のバージョンデータは特に何もしなくても30日ほどで自動的に削除されます。
ただし、ストレージに余裕がない場合だと30日間PCが重い状態のまま使い続けるのは大変です。
その場合は次の手順に沿って手動で削除しましょう。
設定から削除する
Windows10の「スタート」を開き、「設定」をクリックします。
設定の「システム」を選択します。
続けて「記憶域」を選択します。
ストレージの使用量が表示されます。
ここで「一時ファイル」を選択します。
一時ファイルの中に「以前のWindowsのインストール」と表示されたファイルがあります。
多少表記が異なりますが「Windowsの以前のバージョン」と「以前のWindowsのインストール」は同じものです。
チェックを入れて「ファイルの削除」を選択します。
容量が大きい場合は削除に数分程度かかることがあります。
削除が完了すると空き容量が一気に増えました。
削除後の注意点
バージョンデータを削除したことでPC容量が一時的に増えましたが、気を付けたい点もあります。
それは、次のアップデートがやってきたときに再び容量不足に陥る可能性が高いことです。
次のアップデートが今回よりも大型であれば確保した容量だけでは足りません。
バージョンデータ以外にも、不要なファイルやソフトウェアを削除しておくと良いでしょう。
筆者は気付いたら容量がいっぱいになっていましたが、PC動作が遅くなるデメリットあるので本来しっかり管理しなければいけません。
まとめ
Windowsの以前のバージョンについて紹介しました。
- Windowsの以前のバージョンを削除することでPC容量が増える
- 何もしなくても一定期間で削除される
- Windowsの設定から手動で削除が可能
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