日付の形式が異なる場合の参照は【DAY関数】でスタイルを合わせよう

日付の形式が異なる場合の参照は【DAY関数】でスタイルを合わせよう

日付の形式が違う

Excelでは日付の入ったデータがよく使われます。

売上帳などの会計データや日記や読書記録などの個人データなど、すべて日付が含まれます。

Excelでよくあるトラブルとして、「日付の書き方が違うため参照できない」というものがあります。

一方は「2024/9/1」という表記に対し、一方は「1日」のみの表記といったケース。

すべての項目をひとつの形式に揃えると効率的ですが、場合によってはそれができないパターンもあります。

複数の異なる日付形式をリンクさせるには「DAY関数」が便利です。

異なる日付形式で検索する方法

例を使ってDAY関数の使い方を紹介します。

目標とデータ例

下図のような「元データ」と「表示用」の2つの表を例とします。

日付データをキーとして「表示用」の売上項目内に「元データ」の売上をリンクさせることを目的とします。

ここで「元データ」の日付形式は「1日」であるのに対し、「表示用」の日付形式は「2024/9/1」です。

2つの異なる日付形式を手動で揃えることなく関数を使ってリンクさせます。

失敗例

まずは失敗例です。

下記のようにVLOOKUP関数の「検査値」に、日付をそのまま代入した場合を考えます。

VLOOKUP関数の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

=VLOOKUP(D3,$A$3:$B$5,2)

2つの表の間では日付の形式が異なるため、「元データ」の表内に「2024/9/1」が見当たらなかったことで「#N/A」のエラーが表示されました。

この問題を修正するためにDAY関数を使います。

DAY関数の使い方

DAY関数を使って修正した関数の記述がこちらです。

=VLOOKUP(DAY(D3)&"日",$A$3:$B$5,2)

DAY関数はシリアル値から「日」のみを取り出す関数です。

シリアル値とはExcelでの日付の保存形式のことで、1900/1/1を1として1日ごとに1をカウントした値のことです。

今回の例ではDAY関数で「2024/9/1」から「1」のみを取り出します。

さらに「&”日”」と記入することで「1日」という形式に変換しました。

関数で「売上」項目をリンクさせることができました。

これで表の位置を変えたり行が増減しても体裁が崩れることなくリンクを維持できます。

まとめ

異なる日付形式においてDAY関数でリンクさせる方法を紹介しました。

  • Excelには多くの日付形式がある
  • 日付形式の異なるリンクには日付の変換が必要
  • DAY関数でシリアル値から日だけを取り出せる

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