Powerpointのアニメーションを使いこなす
プレゼンテーションや営業資料などでPowerPointのアニメーションを使う方は多いと思います。
強調したい部分を示したり、製品の動きや流れなどを表現したりする場合にアニメーションは非常に有効です。
しかしアニメーションに慣れていない方が安易に使用することで残念なプレゼンテーションになってしまう例も見かけます。
ほとんど意味のない吹き出しが回転などのアニメーションで登場したり、箇条書きを繋ぐ矢印だけがアニメーションになっていたり。
アニメーションは使いどころが大事です。
上手くいけば聴衆に強い印象を残すことが可能となります。
そんなアニメーションを自由自在に操るコツとして、今回は「アニメーションウインドウ」を用いたアニメーションの順序の操作を紹介します。
アニメーションの順序を操作する
アニメーションウインドウを紹介するにあたり、簡単なスライドを用意しました。
こちらのイラストも全てPowerPointの図形で作成したものです。
それぞれの要素ごとにアニメーションを設定していきます。
まずは「ワイプ」で風を吹かせます。
風車は「スピン」で回転させます。
電球は「オブジェクト カラー」、光は「フェード」を設定します。
これで3種類のオブジェクトにアニメーションを設定しました。
続いて順序を設定します。
アニメーションウインドウの操作
今回のアニメーションのゴールは「風が吹く」→「風車が回る」→「電球が光る」の3ステップです。
「アニメーション」タブから「アニメーションウインドウ」を開きます。
風車と電球のアニメーション番号、画像の例ではアニメーション2,3,4を選択した状態で、「タイミング」グループの「開始」から「直前の動作の後」を選択します。
「風が吹く」→「風車が回る」→「電球が光る」が完成しました。
さらに、電球が光っている間も風車を回し続けてみましょう。
電球のアニメーション番号を選択した状態で「直前の動作と同時」を選択します。
さらに「遅延」で電球は1秒、光は1.5秒に設定します。
風車が回り続けている間に電球を光らせることができました。
アニメーションウインドウを使いこなすことでPowerPointで表現できる幅が大きく広がります。
まずは簡単なアニメーションから慣れていきましょう。
Powerpointデザインはこちらも参考になります。
まとめ
アニメーションの順序を設定する方法を紹介しました。
- アニメーションの順序はアニメーションウインドウから
- 「直線の動作の後」「直前の動作と同時」を使い分ける
- 「遅延」で時間を調整する